〜なむ（文語）

花咲かなむ

花にさいてほしい
雪降らなむと思ふ

雪に降ってほしいと思う。
雨降れば蓑あらなむと思うふ。
あめふればみのあらなむとおもふ。
- 雨が降ったので蓑があってほしいと思う。
- あめがふったのでみのがあってほしいとおもう。
花咲きけり、日出でなむ。
はなさきけり、ひいでなむ。

花がさいた、日が出てほしい。
小倉山峰の紅葉ば心あらば今ひとたびのみゆきまたなむ。
おぐらやまみねのもみじばこころあらばいまひとたびのみゆきまたなむ。
- 小倉山の峰の紅葉が心があったら次のてんののお出かけるを待ってほしい。
- おぐらやまのみねのもみじがこころがあったらつぎのてんおのおでかけるをまってほしい。
岩の上に旅寝をすればいと寒し苔の衣をわれに貸さなむ。
いわのうえにたびねをすればいとさむしこけのころもをわれにかさなむ。
- 岩の上に旅寝をしたので、とても寒い苔の服を私に貸してほしい。
- いわのうえにたびねをしたので、とてもさむいこけのふくをわたしにかしてほしい。

Author

cheezamouse

69013

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〜なむ（文語）

Description

なむ

Updated

2011-02-26T09:09:12Z

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